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陶磁の里有田にて今、新たな名物となっているごどうふは、餅のようにやわらかく、プリンのような光沢のある豆腐として広く皆様に親しまれている。
此のごどうふは、昭和の初め中国から長崎へ大豆が輸入されていた頃 、そこに買い付けに行った有田の豆腐やさんがある日、中国人から葛を使った豆腐製造法を聞き、それが有田の地で根強く伝わり、やがてその製品は精進料理の一品として利用されるようになり、名称もいつしかごどうふと呼ばれ親しまれ、そのごどうふは家庭の食卓に並び出すようになり、有田の郷土料理として注目をあび、たびたび雑誌で紹介されるようになり、平成5年にはNHKの「きょうの料理」の番組でドキュメンタリーの形でごどうふを紹介された。
それ以来当店を訪ねるお客様も増え、時には有名人や外国人も訪ねて来られる事がある。

有田の街並み
有田の街並み

最終工程の練り作業
最終工程の練り作業

さて、 ごどうふの 「ご」という言葉は豆腐製造過程の中で名付けられた。 と先代から語り継がれてきた。
それはたぶん水にひたした大豆を石うすで引き、ペースト状になったものを圧力釜で沸騰させたものがいわゆる 「呉」 すなわち 「ご」と呼ばれている。
そして、その呉を袋でろ過したものが豆乳となり、袋に残ったものがおからとなる。


ごどうふはこの呉の中の豆乳を使う所から名付けれたと思われる。
普通豆乳に、にがりを入れると豆腐が出来るのだが、ごどうふの場合、にがりを使わず豆乳に葛と澱粉を溶かしたものを弱火で約1時間ほど練り込んで、型に流し込み30分程冷やしたものがごどうふとなる。
しかしその製造過程に3時間ほど費やす為、前日までに予約をうけている。

型からはずし、切り分けるところ
型からはずし、切り分けるところ